Mindfulness Based Coach Camp マインドフルコーチングとは

コーチングとは

クライアントがより良く生きるためのセルフマネジメントを継続的に支援する対話と、それを支える関係性。

あるいは相手の強みや可能性を引き出すために、本人の自己理解を促進し、本人が望ましい状態を実現していく自己管理を、継続的に支援する対話。またそれを支える互いの関係性です。

※下記学術論文での定義を参考に、MBCCファウンダーの吉田典生がまとめたもの。

参考:コーチングの本質とは何か ― 書籍を契機とした本質観取の実践と方法
西條剛央 (エッセンシャル・マネジメント・スクール創設者、早稲田大学客員准教授)
『支援対話研究』(5)31頁―66頁 2018

指導者やコンサルタントとして知識、ノウハウなどを提供するのではなく、コーチングを受けるクライアント自身が内省し、自ら気づき、主体的に行動を起こしていくプロセスを重視します。

コーチはこうしたプロセス創出の専門家であり、コーチング技法とは、こうしたプロセスを生み出していく対話のテクノロジーです。

コーチングの対話スキル:聴く、質問する、承認する

マインドフルネスとは

マインドフルネスとは「今この瞬間に注意を留めること、それによって生まれてくる明晰な気づきの状態」を表します。

人間の活動のすべてにおいて、今この瞬間にどれほどの注意が維持されているかは、物事の認識を大きく左右します。

注意は人と周囲の世界をつなぎ、経験に意味を与える。

そして人間の認識を裏付け、思考や感情を随意に提供するためのメカニズムを提供する。
注意力の使い方次第で、世界の見え方が違ってくる。

アン・トリーズマン(認知心理学者・アメリカ国家科学賞受賞者 行動・社会科学部門)

コーチングや、あらゆるコミュニケーションの場面でも、マインドフルネスの質(注意がクリアであるかどうか)が、感情や思考に大きな影響を与えます。

たとえば、相手の言動についカッとなる。思わぬ話題を持ち出されて混乱してしまう・・・。こんなとき、身体レベルから現れてくる自分の反応に注意が向けられていると、それが自分なのではなく一時的な「現象」として認識できます。そこから建設的な関わり方のための自己管理力が生まれてきます。

神経科学の研究によると、明晰な気づきをもたらす注意の安定化は、マインドフルネス瞑想などを通して脳の構造レベル、機能レベルにおいて促進、開発できると言われています。

マインドフルコーチングとは

MBCCは注意という人間にとって究極のメタスキルを重視し、注意の科学と東洋の伝統(禅やテーラワーダ仏教などの流れを汲むマインドフルネス)を統合しています。

対話技法としてのコーチングの可能性を最大化する鍵は、コーチングの実践者であるコーチの在り方・状態、コーチングを受けるクライアントの在り方・状態、そして二人の関係性です。

MBCCにおけるマインドフルコーチングの核は、コーチ自身の自己認識力と自己管理力を、マインドフルネスを通して培い、コーチングの基盤としていることです。

コーチの自己認識力と自己管理力がクライアントの状態にも影響を与え、クライアントのマインドフルネス(言い換えればオープンな心で内省し、大切なことを探究するコンディション)を生み出すことを助けます。

コーチとクライアントのマインドフルネスな関係性が、さまざまなコーチング技法を状況に応じて最適化し、必要な実践をすること、不必要なスキルは手放すことにつながります。

MBCCのマインドフルコーチングの究極においては、コーチが「コーチングをする」というモードが消え、コーチとクライアントの間で「コーチングが起きる」状態が現れてきます。