今回も、MiLI理事の中村悟さんが、Module3(全4回の3回目)を受講したレポートを書いてくださったので、ご紹介します。

今回の目玉は「なんちゃってコーチング」。
今回の悟さんnoteのアイキャッチ画像にもなっていますが、吉田がコーチ、スタッフ(山田)がクライアントとなって「なんちゃってコーチング」(コーチングっぽいが実際にはそうでないもの)のデモを行い、それを全員で観察し、どこがコーチングではなかったのか、というディスカッションを行いました。

「やってはいけないコーチング」のデモというのは、コーチング学習では比較的よく行われます(そんなことない?)。
ゴール設定をしないまま会話を行う、コーチが話す内容を決める、クライアントの話を遮ってコーチが話す、コーチが説教を始める…などなど「そりゃコーチングじゃないよね」というものを実際に見たり場合によっては互いにやってみることで「これは確かにやっちゃいけないな」と学ぶのです。

しかし、今回は「なんちゃってコーチング」。悟さんが
「これまでに模範的なコーチングとされてきたのは、じつはなんちゃってコーチングだったのを見せつけられました」
と書いてくださっていますが、本当に一見、普通の、というより、むしろよくできたコーチングに見えます。

コーチングでなされる質問から全く外れておらず、流れもテーマ、ゴール、行動・・・と、いわゆるコーチングの流れから外れていないのです。

それなのに、確実に「これはコーチングではない」と言い切れるコーチングと似て非なるものになっていました。
恐らく「コーチングとはこういう流れでこういう質問をすること」という学習の仕方をした人ほど戸惑われたのではないかと思います。

その違いはどこにあるのか、なんちゃってコーチングなコーチにならないためには何を身につける必要があるのか、そんなところから実践に入っていきました。

悟さんの「ATフィールド中和」からのコーチとクライアントの関係性や距離感、共有領域に関する部分については、弊社吉田のLinkedInポストとそれに対する山田のコメント(https://www.linkedin.com/posts/tensei_efnehiegbegzefk-hxeeewjooohr-hkloiaeeqeex-activity-7418666445577928704-QcLF/)で語られておりますので、そちらを是非!ご覧下さい。

最後にもう一つ。

悟さん記事の中で、当日ワークについて触れている部分があります。
共感コミュニケーションの基本型に伝達を加えたものの実践(ワーク)のところです。

「それなりにやっているつもりだったけれど、フィードバックされて型崩れになってしまっていたことに気づいた」

という趣旨のことを書いていただいたのですが、これもMBCCの講座の特長かもしれません。

悟さんはMiLIの理事でもあり、普段からいろいろなことを学び実践されている方です。そして毎回の学びをnoteにまとめられるほど認識している方です。
それでも「知る」と「できる」のあいだには差があり、それを埋めるにはフィードバック(他者からの視点)が必要だ、ということを認識されています。

我々もフィードバックには気を遣います。できている・いない ではなく、何が起きていたのか、機能していたことは何か、機能していなかったことはなにでそれをどう変化させる可能性があるか。何をどう伝えると伝わるか。そんなことを常に考えながらフィードバックをしています。

できていたことだけ伝えることは簡単です。しかし、受講者は少なくとも褒められるために来ているのではなく、何かを習得するために来ているのですから、「伸びしろ」「チャレンジポイント」などとも表現されるいわゆる「ネガティブフィードバック」も必要になります。

なんちゃってコーチングもしませんが、なんとなくふんわり学んだ気になれる「なんちゃって講座」もやらないMBCCなんだな、と改めて思いました。

悟さん、今回もありがとうございました。こうやって、実際に学んでいる方の視点でのレポートが、いろいろな学びに広がっていることを今回も感じます。

次回はいよいよ最終回!