プロコーチとして活動中の方を対象とするグループスーパービジョン(GSV)
スーパービジョンとは
スーパービジョンとは、専門性の高い対人支援を行う職務や現場において、第三者からのアドバイスやサポートを得る指導方法として知られています。介護職やカウンセリング、医療機関などで取り入れられることが多く、近年コーチング業界においても重視されるようになっています。
コーチのためのスーパービジョン
MBCC®におけるスーパービジョンは、プロフェッショナルコーチとして活動している人を対象に、安心安全なスペースにおいて内省的な対話を行ない、継続的にコーチの能力開発を促進していきます。3人~5人の少グループ単位で行なうグループスーパービジョン(以下、GSV)です。
受講対象要件
〇コーチとして継続的に複数のクライアントとセッションを行っている
〇ICFのACCまたはそれ以上の認定を保有している
〇自分のコーチとしての課題(下記3つの領域参照)を学習材料として共有できる
※ここで取り上げるテーマについては学習参加者の間で守秘義務に関する誓約書を交わします。
CCE認定プログラム
ICF認定資格(ACC/PCC/MCC)の更新時に必要なCCE単位取得プログラムです。CCE10時間の単位取得認定を発行いたします。
スーパービジョンで取り上げる3つの領域
GSVへの参加者は、以下の領域から自分のテーマを選びます。また他のメンバーが選択したテーマについても協働学習を進めます。
◆ビジネスの管理
業務における利益相反、倫理的課題、契約の取り交わし、組織展開の複雑性など、ステークホルダーとの間で生じるさまざまな課題への対処について検討。
◆ウェルビーイング
コーチングで受ける感情的なプレッシャーや職業を通して心身に発生する問題を認知し、健全な自己管理への気づきと行動を見出す。
◆能力開発
クライアントに対処するコーチとしての在り方と実践力を、コアコンピテンシーのみならず、より包括的な観点から探求。
GSVの進め方
全5回を1クールとしてスケジュールします。(一回毎の受講も可能です。)
毎回、入れ替わりで1名ないし2名が自分のテーマを提示。スーパーバイザーと参加者が協力して、内省的、洞察的な探求のできる場づくりを行います。またMBCC®ならではのマインドフルネス、ソマティックなアプローチを盛り込むことで心身を最適化し、対話の可能性を拡げていきます。
参加者は交互にそれぞれの課題を提示しながら支援し合うことで、コーチング業務を続ける過程で直面する課題について多面的に学習することができます。スーパーバイザーは場をホールドしながら参加者の探求を促し、参加者がコーチ認定の過程で習得したコンピテンシーの枠組みを拡大できるようサポートします。
コーチングとスーパービジョンの違い
メンターコーチングとの違い
ICFが定義するメンターコーチングは、コアコンピテンシーの理解と実践を促進することで、各認定の水準に達することを目的としています。スーパービジョンではコーチングを職業とする人(社内コーチを含む)が、コーチング業務において直面する多様な課題を扱います。したがってスーパービジョンの対象は、コーチング業務を日常的に行っている人が対象となります。これらの定義は、グループで行なう場合の基本的な考え方でもあります。
通常のコーチングとの違い
コーチングでは仕事や人生に関する様々なテーマを取り上げていきますが、スーパービジョンはあくまでもプロとしてのコーチングの実践に関することに限定されます。「コーチングとスーパービジョンの経験が豊富なスーパーバイザーによる、コーチとしての成長およびコーチングビジネスの発展」を目的とするコーチング、というように理解することもできるでしょう。
スーパーバイザー
受講コース案内・お申し込み
GSV 第1期 開講スケジュール |
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全5回一括 受講料金82,500円(税込) ※受付締切 11月04日23時59分まで |
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一回につき 受講料金19,800円(税込) ※受付締切 各回前日の23時59分まで |
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