気候コーチング(Climate Coaching)を日本から世界へ
私たち MBCC®が加盟する国際コーチング連盟(ICF)は、2020 年に複数のコーチングやメンタリングの専門機関とともに、コーチング業界として気候危機に対処するための国際共同声明を発表しました。
コーチング、メンタリング、コーチング心理学、スーパービジョンは、人間の潜在能力を
開発し、人々が自分の行動に責任を持ち、自分の貢献に対してオーナーシップを持てるよう
意識を高めることに関係している。私たちは、健全な人間社会と健全な地球のために、新し
い在り方を育む重要な役割を担っている 。ICF のウェブサイトより抜粋/MBCC 訳
MBCC®はこのグローバル声明に関する実行当事者であることを自覚し、また『対話で紡ぐ叡智が世界を変える』という自社のパーパスに沿って、気候危機を食い止める行動に全面的にコミットします。
人の意識が進化し、世界の見方が変わり、行動が変容する。それが新しい世界観を描くチーム、組織へとつながっていく。
だから気候コーチング。
気候危機を阻止した世代になろう。
#だから1・5度
吉田典生 (MBCCファウンダー、CEO)
脱炭素への取り組み、これまで、これから
日本においては、気候危機を阻止するために必須となる脱炭素への取り組みをリードする企業約 245 社(2024 年 8 月現在)が加盟する日本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP)の一員として、弊社の専門領域である人材開発、組織開発の知見と実践ノウハウを提供することを目指して活動しています。
また需要側の立場からは、MBCC 本社である ISE CAMP(後述)をZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)として開設し、2024 年 9 月から営業を開始しました。今後は同所において、日ごろコーチングでご一緒させていただいている企業クライアントの皆さまやMBCCの受講生、さらには一般の皆さまを対象に、複雑な気候問題を分かりやすく学び、同じ問題意識を持って協力しあえる仲間を拡げていくためのプログラムの継続開催を予定しています。
MBCC としての取り組み
2021 年
〇気候問題に対処するコーチング=Coaching to address the climate crisis(ICF 継続学習プログラム)をスタート。
〇日本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP)に MBCC の事業母体であった一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート賛助会員として加盟。
〇吉田典生(当時、マインドフルリーダーシップインスティテュート理事)が英国発の気候問題にコミットするプロコーチのネットワーク、Climate Coaching Alliance に参加。また同アライアンスの日本チーム共同代表となる。
2022 年
〇国際コーチング連盟(ICF)による世界同時多発イベントとして毎年開催されるインターナショナル・コーチング・ウィークにおいて、吉田典生が気候危機に関する啓発イベントを主催。
〇Climate Coaching Alliance として毎年 3 月に開催される気候危機への対処に向けたコーチ対象の啓発イベントの一環として、吉田典生が『平易な言葉で気候危機への気づきを促すコミュニケーション』( Communication to provoke awareness of the climate crisis
without any difficulty)を企画、主催。
2023 年
〇エムビーシーシー合同会社の設立に伴い、日本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP)で新たに設置された準会員として加盟。
〇同団体の政府行政機関に対する政策提言プロジェクト、社会への啓発のための世論醸成プロジェクトにも参加。
〇前年につづき Climate Coaching Alliance のグローバルイベントの一環として、吉田典生がパタゴニアの活動を紹介する『私たちのオーナーは地球、パタゴニア日本の気候アクション』を企画、主催(ゲストスピーカー:林花音里氏 パタゴニア日本)
2024 年
〇日本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP)準会員として、気候危機への理解と望ましい行動に向けた「#だから1・5度」キャンペーンに賛同、参加。
〇上記とともに自社サイトその他での情報発信を強化するとともに、ビジネスセクターにおける脱炭素へのリーダーシップ、チーム作りに取り組む組織へのコーチング、チームコーチングの本格展開を開始。
〇MBCC 本社として三重県伊勢市に、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)基準を満たす拠点として、ISE CAMP を開設。
※太陽光発電による発電、省エネルギー設備の導入、高断熱などにより、生活消費エネルギー量よりも発生エネルギーが上回る住宅のこと。