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コーチングを科学的に学ぶとは
ティーチングよりもコーチングが重要?
コーチが質問をすることでクライアントの主体性が促進される?
厳しいことを言うよりも褒めることが大事?
コーチングにはさまざまな言説があります。
しかし学術的な検証が進み、十分に実証されたことが多いわけではありません。
だからこそ、科学的に裏づけられていること(但し、今の段階でもっとも妥当性が高い、という程度に)は何かを把握する必要があります。
マインドフルコーチングを掲げる私たちが、まず“コーチングの型”として徹底的に学んでいただくのは、GROWモデルとも呼ばれる“きほんのき”です。これを丁寧に、徹底的に研ぎ澄ませようとします。
なぜマインドフルコーチングをGROWモデルから始めるのか。
それはコーチングのメソドロジーとして、もっとも検証されているアプローチだからです。
だからこれを“さらっと”ではなく、丁寧に、徹底的にやっていきます。
その丁寧さ、徹底を支えるのがマインドフルリスニングであり、共感コミュニケーションです。
さて、広く世界を見渡すと、コーチングには多種多様なアプローチがあります。
そして多くの理論が提示されます。
並んでいる理論は一つの言説なのか、言説を超えて広く合意されている理論なのか。
コーチングを学ぶだけではなく、学問を習得するための学び方を学んでいないと、ここで罠にはまる危険が待ち受けています。
日本でも誇大広告ではないかと思うような「科学」を謳うコーチング理論を、ときどきSNSなどで見かけます。
そこに共通するのは、都合よく特定の理論だけを取り出して自分たちのアプローチに当てはめ、短期間で劇的な成果が(誰にでも)出るかのように強調することです。
ICFがスポンサードするコーチング倫理フォーラム(Coaching Ethics Forum)における昨年のセッションで、このような似非科学の広がりが話題に上りました。
議論のポイントを要約すると、以下のとおりです。
科学は常に覆されるものであり、私たちは理論に対して、「わかっていること」に対して、常に謙虚でなければならない。
アカデミアの世界においては、反証可能性を提示できることが科学の対象です。当然コーチングは常に反証に対してオープンでなければなりません。
〇〇理論によって、□□コーチングの効果は実証されている。以上、マル・・・と言っていたら、それは似非科学だということです。
さあ、まだわからないことだらけのマインドフルコーチングの旅を、謙虚に、一緒に始めましょう。
(MBCCファウンダー 吉田典生)