11月29日(土)、6月28日から始まったチェンジメーカー9期が無事に終了しました。
10人全員で最後まで走り切れたことに、感無量の思いです。
ここでは、今回サポートスタッフとして関わった私(チェンジメーカー8期終了生)の視点から、講座の特徴や学び、そして心に残った場面を振り返ってみたいと思います。

講座の特徴

受講生の多様性

チェンジメーカー9期も、8期同様、受講生の層の厚さが際立っていました。

会社員、経営者、教育者、クリエイター、コンサルタント――幅広いバックグラウンドを持つ仲間が交わることで、学びがより豊かなものになることを実感。
オンライン講座でありながら、旅先のスリランカやシンガポール、ヨーロッパの自宅から受講生が集うなど、住んでいる場所も年齢もコーチとしての経験も、まさに十人十色。
受講生の多様性が、この講座にいっそうの広がりと実りをもたらしてくれました。

充実した運営・サポート体制

MBCCが誇る大きな特徴のひとつは、なんといっても運営&サポート体制の手厚さ!
今回も10人の受講生に対し、経験豊富なトレーナー4名(MCC2名、PCC2名)と、過去の受講生からなるサポートスタッフ3~4名が伴走しました。

男女比のバランスも良く、安心して学びを深められる環境が整っています。

この講座では、「教える人」と「教えられる人」という固定された関係はありません。
フラットな雰囲気で誰もが自由に発言し、それに対して建設的なフィードバックが返ってくる。

運営陣自身も学び続ける姿勢――Coaching Mind, Beginner’s Mindを持っているからこそ、受講生と共に成長していける場になっているのだと実感しました。

「Unlearn」の場

MBCCならではのもう一つの特徴は、すでにコーチとして活躍している人が「unlearn(学びほぐす、学んだことを一旦手放して学び直す)」する場として選んでやってくる学校であることです。

9期も、基礎コースからそのまま応用コースへ進んだ人、時間をおいて再び学び直す人、すでに豊富なコーチ経験を持つ人など、学びの背景はさまざまでした。
そう聞くと、「基礎コースは修了したけれど、コーチ経験の少ない自分についていけるかな?」――そんな不安を抱く方もいるかもしれません。かくいう私もそうでした。

結論から言えば、まったく心配はいりません!

意欲が高く、マインドの整っている仲間からの公正で建設的なフィードバックを自分の学びに変えていく――その成長マインドセットさえあれば、大丈夫。
誰かと比べて心が沈む日もあるかもしれませんが、ここには挑戦を歓迎してくれる仲間と、一人ひとりの習熟度に応じてフィードバックの質を自在に変えてくれる心強いトレーナー陣がいます。

安心して挑戦できる環境が整っている――これも、MBCCならではの特徴だと感じました。

学びの流れ

全12回の講座は、知の共有、小グループでのディスカッション、コーチング演習、自宅でのリトリーバル演習が、学びの流れとして自然に積み重なるように構成されています。

演習を重ねるたびに、トレーナーや仲間から率直で誠実なフィードバックが届き、湧きあがる疑問や悩みは、講座内での対話や3回の1対1メンターコーチングを通じて一つひとつ解消されていきます。
5か月間サポートスタッフとして伴走する中で、このプロセスが確かな力へとつながっていくことを強く感じました。

また、受講生同士、講座外でも積極的に相互セッションを行なっていました。
こうした自主的な取組は、技量を磨くだけでなく、コーチングを活用する力=コーチャビリティを育む大切な機会にもなっていたように思います。

今年の変化

前年との大きな違いは、国際コーチング連盟(ICF)のコア・コンピテンシーが見直された点です。講座の中でも、変更点を中心に意見交換を行いました。

ただ、MBCCの受講生にとっては「新鮮さを感じない」と思えたかもしれません。
以前から講座の中で伝えられていた大切なメッセージに、ICFがお墨付きを与えた――それが私の感じた率直な印象です。

学びと気づき

若葉の季節、運営チームのキックオフ会議でトレーナーからかけられた言葉――
「一期先輩だからと、うまくやろうと思う必要はない」
その一言に救われ、受講生よりほんの10cm先を歩んでいる感覚で参加していました。
サポートスタッフとして伴走した私自身も、多くの気づきを重ねることができました。

自身の基盤を整えることの大切さ

MBCCでは、マインドフルネスを実際に体験しながら学んできます。瞑想や身体感覚とつながるマインドフル・トーキング、ジャーナリングに取り組む中で、自分を整えることの大切さを実感。
それは、コーチとして欠かせない要素であるだけでなく、日々の暮らしや人生の質をも高めてくれる力でもあります。
コーチングスキルの習得を超えて、心の土台を整える方法まで学べたこと――それが、この講座で得た大きな収穫でした。

コア・コンピテンシーに対する理解

全講座を通じて、国際コーチング連盟(ICF)が定めるコアバリューや倫理規定、コア・コンピテンシーに対する理解を深めるために、小グループでの意見交換が数多く設けられていました。
特に後半は、コア・コンピテンシーの中から自分がさらに探求したいテーマを選んで実践演習を重ねる時間が盛りだくさん。
このことは、コーチという職業への理解にとどまらず、“コーチとしてどう在りたいのか”という、自分自身のコーチング哲学を見つめ直す大切な機会になりました。

視点の変容

講座の中盤からは、“what”のコーチングから、クライアントの“who”を伴う“what”へと視点を高め、自己発見を促すコーチングへと進んでいきました。
実践を重ねる中で、私の中に、二次元の平面から三次元へと立ち上がるような認識の変容が起きました。社会人になってから味わったことのなかった、世界の見え方そのものが変わる体験でした。

何より嬉しかったのは、今の自分にも、まだ新しい可能性があることに気付けたことです。

コーチとしてのキャリア

最終日のラストには、今後のキャリアについてペア・コーチングを行いました。
Become Coachを目指すのか、As Coachを目指すのか――未来を語り、ワクワクを共有するとともに、自分のコーチングキャリアを考える時間となりました。
楽しく、時に苦しみを抱えながら、それでも頑張れば手が届く道のりを共に歩んできた仲間だからこそ、かけてもらった言葉が温かく心に沁みました。

講座の中では、AIの進展とコーチングの関係について折に触れて共有されてきましたが、心に響く瞬間を生み出すのは、やはり人と人が直接向き合う場なのだと深く感じました。

講座の雰囲気(たとえば演習のシーン)

毎回たっぷり設けられているグループ演習は、まさに怒涛の時間。
誰とペアになるか、どのトレーナーがついてくれるかは当日までのお楽しみです。
サポートスタッフも受講生に混じって演習を行い、一期先輩だからという緊張感は、コーチングが始まった瞬間に霧散。
毎回、気づけばその場にどっぷりと浸かっていました。

演習では、3人1組でコーチ・クライアント・オブザーバーを一巡し、トレーナーやサポートスタッフを含む5名で振り返ります。最初は緊張で固くなりがちで、辛口のコメントもしづらいもの。
けれどMBCCでは、当たり障りのないフィードバックはNGです。
仲間の可能性を信じているからこそ、伸びしろをきちんと指摘します。
予定調和的なコーチングや適当なテーマ設定もNG。
真摯に成長を望む相手に失礼だからです。

コーチングを終えた後にポロッとこぼれる本音、仲間からのエール、そして画面越しに伝わる熱気。
そこには、こんな姿がありました。

  • 演習がうまくできなかったと肩を落としながらも、相互練習の相手を募る人
  • 疑問を真っ直ぐにぶつけてくれる人
  • 飛び跳ねそうなくらいの感動を共有してくれる人
  • 学びを冷静に分析し、それをみんなに還元してくれる人
  • コーチングの枠を超えて、人間的な器の大きさを感じさせてくれる人

今、この瞬間に沸き起こるものを、言葉で説明してくれる人もいれば、表情で伝えてくれる人もいました。
「みんな違って、みんないい」――トレーナーのIさんがそう言って微笑んでくれた場面が、今でも心に残っています。

最後に

この5か月間、受講生の皆さんと歩んだ時間――学びの瞬間も、悩みを分かち合った時間も、笑顔も涙も、すべてが宝物でした。
「起きたことは全部最高さ。起きなかったことも、最高なのさ」――トレーナーが贈ってくれた言葉のとおり、この瞬間、この仲間とだからこそ得られた学びなのだと、感謝の気持ちでいっぱいです!
共に学んだ仲間とのつながりは、きっと今後のコーチとしての活動を支える心強いネットワークへと広がっていくことと思います。

MBCCらしさのひとつは、卒業生が“フラットに緩やかにつながっている組織”であること。
練習会やゼミ、懇親会にリトリートなど、オンライン・オフラインで様々な自主企画が行われています。
MBCCは、いつでも戻れる“ホーム”。
わたし自身、そういう場所を持てたことが一番の喜びです。

もし皆さんの中に、

  • 本物のコーチ仲間に出逢いたい
  • いつでも戻れるホームを持ちたい
  • コーチングを通して人生をより豊かに彩りたい

そう思っている方がいらっしゃるのなら、ぜひ、MBCCの扉を叩いてみてください。
きっと、あなた/皆さんにとってかけがえのない仲間と新しい可能性が広がっています。