より良い質問作りのメソッドQFT
(Question Formulation Technique)
『正しい答えは何か、ではなく、正しい問いは何か、を求めなければならない』
~ピーター・F・ドラッカー~
『重要なのは、疑問に思う心を失くさないこと。探究心は、存在しているだけで意味がある』
~アルベルト・アインシュタイン~
企業研修をご検討の方へ
大切な課題を、普段とは異なる視点から探究してみませんか。
良い質問が社会と会社を変える
イノベーションは問いから生まれます。
答えをみつけても、前提となる問いが間違っていては本末転倒です。
QFTは複雑な課題に取り組むために欠かせない
また立場や知識の多寡に関係なく、誰もが当事者として話し合えるよう設計されています。
良い質問とは何かを学び、良い質問をつくる能力を磨き、その過程で組織の関係性を育みます。
コーチおよびコーチングを学びたい方へ
クライアント自身の「質問力」について考えたことはありますか。
コーチングではコーチがクライアントに投げかける質問が重要なスキルである、というのは、ほとんど信じて疑わない“定説”になっていると思います。しかしコーチからの問いが本当に機能するのは、それがクライアント自身の内面から湧き起こる問いに昇華したときです。それを“コーチからの質問”と認識しているうちは、まだ本当に現れるべきことが現れていないのです。
MBCC®では基礎コース・応用コースを通して、クライアントの探求的な学習と行動が一体化して進むことを支援するコーチの在り方、コーチングの技法を学びます。
そのなかで核となる大切な要素である当時者の発問力(ある課題に主体的に取り組む本人が、自ら大切な問いを見つける力)に焦点を当てるのがQFTです。今後、MBCC®の本質をさらに探究するコースとして、コーチ向けのQFTプログラムも実施してまいります。
MBCC®の本コースとなる「コーチングを学ぶ」プログラムについては こちらをご参照ください >>
大人を対象にしたQFTワークショップ
子どもを対象にしたQFTワークショップ
米国RQI(Right Question Institute)と提携
RQIは20年以上にわたって検証されてきた質問力養成のプログラム、QFT(Question Formulation Technique)を提供するNPOです。このプログラムは数年前より、ハーバード大学教育大学院でも教えられています。
私たちは同社からビジネス分野でQFTを提供することを正式に認められた数少ない団体です。
2019年3月30日に初めて共同代表のルース・サンタナ氏と同団体国際プログラム・スペシャリストの大内朋子氏を迎え、1dayワークショップを開催しました。
参加者の声
「問い」というものに向き合うことがなかったので、いろんな視点で問いを見つめなおすことができた
いろいろな質問が出てきて、新たな視点に気づくことができる
今何に注意が向いているのかがわかったこと。なぜこの問いにしたのかを探求できたことがよかった
質問をつくることで、本質に迫ったり、問題解決につなげることができると思いました
職場やグループで課題解決しようとする際、一方的に課題提供するのではなく、質問を共に立てていくことで、参加者が自らの問題としてとらえ、責任感を持つことができる
よくある質問
- Q:どのような問いが優れた問いといえるでしょう?
- A:何が優れた問いかは目的によりますが、社会や組織の学習では課題を多様な視点から考えるきっかけになったり、課題の本質を掘り下げられる問いは良い問いといえるでしょう。また知識レベルや立場の違いによらず、多様な人々が共に考えるきっかけを作れるのも、優れた問いの力だと思います。
- Q:問いの立て方、質問力が注目される理由は何ですか?
- A:正解が見いだせない複雑な課題が増えていること、変化が激しいため特定の戦略や手段が通用する期間が短くなっていることが背景にあります。いま起きているを観察して学び、個人や組織の価値観や行動をアップデートしていく上で、適切な問いを立てる力が不可欠です。
- Q:問いの学習は認知バイアスを乗り越えることにつながりますか?
- A:認知バイアス(無意識の思い込みから非合理な判断をしてしまう)は「何が問題か」の判断を歪めます。そのまま特定された問題の解決策を練っても、望ましい結果にはつながりません。問いのメカニズムや問いの立て方を学ぶことは、まさに人間についてまわる認知バイアスを乗り越えていくことにつながります。